当初は、当社のコンセプトにもあります【和】を意識し、
また、森林伐採による大気など地球環境へのダメージも考慮いたしまして、
一年草であり、日本古来からの伝統でもあります【麻紙】を名刺の材質にと考えておりました。
もちろん印刷もエコインクを使用します。
数十年も育った樹を切り倒すなら、消耗品ではなく耐久物として扱って欲しいですし、
名刺の素材としてなら一年草が良いですね。
ところが、国産の手漉きの麻紙ですと一枚100円ほどになります。
もしかすると、すぐに捨てられてしまうかもしれない物の金額と考えると高級すぎてもったいないですし、
手漉きの麻紙ではなくても、国産の麻紙でと依頼したのですが、これも麻紙が確保できないとの事。
もしパルプを使用するなら、
森林認証紙というのがあるのですが、
森林認証紙を扱う認証を受けるには、認証してくれる機関に150万円以上の費用をかけて申請を出すそうです。
そして、森林認証紙で名刺を作るとしたら、認証を受けた製紙会社から紙を買い、認証を受けた印刷会社で印刷しなきゃならないとの事。
森林認証紙を使うメリットという項目に『エコに貢献している会社であるとアピールできます』と書いてありましたが、
その用途を問わずに森林伐採を正当化し、善意を売り物にしたい企業によって森林認証された紙が普及すれば、さらに認証を受ける業者が増え、さらにさらに森林伐採は・・・。
【和】のテイストを大切にしたいと思っている日本の企業が、日本にいながらどうして?伝統的な和紙の素材を自由に選べないんでしょうね?
輸入した紙は【和紙】ですか?
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